厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし

ことしも冷しゃぶ

本のことを書いた日は、なかなか食い足りないって感じが残るんで、ちょっと付け足しを。

付け足しは、いきなり、冷しゃぶです。
ついこのあいだまで寒いだの寒くないだの言ってたんですがね。
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過去ログを辿ると、去年はたしか梅雨入りの時期だったようです。
それからするとことしはずいぶんと早い。

で、野菜はいろいろ。
まあ、時期が早い分、たとえば新たまねぎとかもね。

それから、最近は冷麺を忍ばせてる。画像では隠れてしまってますけどね。
だから、冷麺についてるゴマだれを回しかけて。

で、冷麺を食べたいキブンですから、コキッとビール。
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イイですねぇ。
ことしもこれやねってキブンになる。

冷麺だけでなくて、アテにキムチでも。
韓国冷麺ならキムチも添えるんですが、今回は別に。
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というわけで、ことしも冷しゃぶ。
冷しゃぶをすること自体は、ま、メニュウのひとつなんですが、豚をシャブシャブっとしたあとの茹で汁のアクをとり、ペーパーフィルターで漉すと上等なスープストックになる。
で、これでまた麻婆豆腐をしたり、ラーメンをつくったりと、いろいろとメニュウに変化が生まれる。
その変化をひっくるめて季節のうつろい、なんですよねぇ。

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「食べること 考えること」

2017-04-15.jpg著者が語ります。「食べものは、祈りにも似た物語がなければ美味しく食べられないという事実。わたしたちは「食べもの」という幻想を食べて生きている ただ、やっかいなのは、幻想であるがゆえに物語が肥大化することだ。」と。
で、冒頭には、それにまつわるエピソードが語られてるんですが、それは省略。だって、祈りにも似た物語がないと、いかに美味しく食べられないかっていうことを表すエピソードですから。

著者の藤原辰史さんは農業経済学者。2013年、「ナチスのキッチン」で第一回河合隼雄学芸賞を受賞。この本「食べること 考えること」はそれに続く著作で、農業思想史・農業技術史の視点から、エネルギーや生命倫理、生活文化など、「食」をめぐる洞察が集められてる。

ただ、ぼくはこの前作「ナチスのキッチン」を読んでないもんですから、どんな作品かは想像するしかないんやけども、ちょうどこの本「食べること 考えること」の中で、31歳で夭折した画家、石田徹也さんの「燃料補給のような食事」という絵を引き合いに出して、こんなふうに説明してる。

「オレンジ色のエプロンを着た同じ顔で無表情の三人の店員が、黒いスーツに身を包んでカウンター席に座っている三人のサラリーマンの口に、ガソリンスタンドの給油ノズルをつっこんでいる。氷のように冷たい絵だ。この絵が切り取った現代の食の特徴はふたつ。「食べるひと」の機械化と、「食べるもの」の液状化である。家政学や栄養学が消化によいものを求めるあまり、料理から歯ごたえを奪っていった事実は、拙著でも紹介した。チェーン店の牛丼屋やハンバーガー屋は、見方によっては、こうした「機械化」と「液状化」という恐怖体験の娯楽施設でもある。拙著で描こうとしたことは、食事の、まさに「給油化」の過程だったのかもしれない。台所が小さな「工場」となり、食の技法が化学反応過程になる、そんな歴史である。」と。

で、著者は言います。「このあり方に、近現代人が求めてきた食の機能主義の究極的な姿を認めざるをえない。どちらも、人間ではなくシステムを優先し、どちらも、「食べること」という人類の基本的な文化行為をかぎりなく「栄養摂取」に近づけているのだ。」と。

さらに、「食べる時間を削って仕事に充ててきた日本の猛烈サラリーマンたちの行き着いた先が、「瞬間チャージ」が謳われる栄養機能食品であったことは、無数のドラッグストアやコンビニェンスストアが証言してくれるだろう。葉緑体を体内に埋め込み、太陽光でブドウ糖を生産する技術が開発され、台所と食事を廃棄する日もそう遠くはないのだろう。」とも。

著者は本書が「「複製技術時代」に人びとが生きものを食べたり育てたりする行為が、どのような変化を遂げ、どのような可能性を持っているかについての論考をまとめたもの」って書いてるんですが、これでは可能性ではなくて危険性を持っているかっていうことではないかな。

最後に著者は言います。「みんなで一緒に作って、食べて、片づけることは、実に楽しく、美しい。その時間を惜しんで成長に邁進する社会こそが【再暗黒】」だと。
そのとおりだと思う。そのとおりだとは思うんですが、もうちょっと祈りにも似た物語を交えて書いてほしかったなぁ。


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花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは

先週末は桜の話を続けて書いたんですけど、一週間も経つと当の桜も散り初めから葉桜へと。
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でも、「散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ」なんて言うではないですか。
だから、いとおかし・・・なんていうことで。
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聖護院櫻花。さくらあん入りとあります。
パッケージにも少し葉が描かれてて、ちょうど今の季節かなとも。

で、その櫻花、花の色に色づけし、塩漬けの桜葉を練り込んだ生八ッ橋で、手亡豆と桜葉を使った香り豊かなさくら餡を包んでる。
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細かく刻まれた桜葉の香りがニッキの香りの上に重なってて、ニッキの香りを目立たなくしてる。
ただ、うつわの選択を間違ったのか、うつわに梅花が描かれてるせいで、どうもこのピンク色の生八つ橋、梅味のように思えてならない。
でもまあ、この煎茶のみどりを加えて一番目の画像のように、散り初めから葉桜へと移りゆくさまのように。
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先週は、「花は盛り」と書きました。
でも、今週は「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」ということで。

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スイーツ | comments(0) | - | 

ヘビーローテーションのキャベツを使ってお好み焼きを

このところ、たけのこばかりっていうわけではなくて、このあいだも書いたように、わが家の米を作ってもらってるFさんからキャベツをどっさりもらったので、キャベツもヘビーローテーション。
で、今回はそれをつかってお好み焼き。
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近前にも書いたように、最近お好み焼きのレシピをちょっと変えた。
基本パターンは相変わらずなんですが、このところ生地は少なくとも約30分前には仕込んで寝かすっていうことと、生地に砂糖を少々加えるっていうこと、そして今回は自然薯を使うってこと。
それに肉は豚バラのブロックを厚めに切って。
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他の地域は知らんけど、こと関西ではお好み焼き用の豚と称して三枚肉の部位を厚めにスライスしたのが売ってる。
ぼく的にはそれでも少々物足りなくて豚バラのブロックを買ってきて、それを厚めに切ってお好み焼きに使ってる。
豚はあらかじめ焼いてお好み焼きの中に混ぜ込むってパターンもあるんやけども、豚の脂を外に出して、それでこんがりクリスピーに焼きあげるっていうのがやっぱりおいしい。
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で、焼き上がったお好み焼きを相変わらず、ひとりレンジ台の前に立ったまま食べるんですが、もう喰い気に走ってるもんですから、ソースやマヨネーズをきれいにトッピングするのもおざなりに、さっさと塗ってかつおぶしを躍らせ、ええいままよと一気呵成にコテでそのままかぶりつく。
あとはググッとビール。
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サイコ―です。
これがまた春キャベツでやると一段とうまい。
そろそろ値段も落ち着いてきたら、またあらためてやろうかなぁ。
でもまだもらったキャベツ、2つも余ってるしなぁ。

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お好み焼き・焼そば | comments(0) | - | 

やっぱり旬のたけのこ

たけのこは水煮にしたのが年中出回って入るんですが、やっぱり旬のたけのこは一味違うんで、わが家ではたけのこは今の時期に集中して食べる。まあ、つれあいの実家からどっさりくれるっていうのもあるんですが。
筑前煮っていうのはそんなに季節感はないんですが、それでもやっぱりたけのこが入ってないと愛想ないんで、やっぱりこの時期に炊くことが多い。
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いんげんかさやえんどうがあったら、もうちょっと彩り豊かになるんですが。

季節感っていうと、これは季節感をはずしてるんですが、鯖。
でも、これ、ノルウェイ産の。
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すごい脂の乗り。
ノルウェイ産、おそるべしってところです。

それからたけのこごはん。これはまあ、前日に炊いたのを温め直して
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炊き込みご飯っていうのは数あるんですが、ぼくはやっぱりたけのこごはんがいちばん好きで、この季節、何度も何度もたけのこごはんを炊く。
もはやレシピも何もなく、味つけも目分量。
それでもおいしく炊きあがるから腕前を自慢すべきって言いたいところなんですが、実のところ旬のたけのこのチカラに負うところが大きいっていうのがコトの真相。

まあ、それはともかくこの日は麦焼酎で。
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少し花冷え。
でも、今も山ではにょきにょきたけのこが育ってるに違いない。
夜中にそんな想像をしてひとりニタニタ笑ってるのは、ヘンなおっさんではありますが。

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家庭料理 | comments(0) | - | 

前日のエビフライでサンドウィッチを

先週末に後輩のKくんちの奥さんに全粒粉のパンを焼いてもらったんで、日曜日の朝ごはんをそれを使って。
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きのうは土曜日の夕餉のフライのことを書きました。
で、そのときにエビフライとか、キャベツとベーコンのスープ煮とかを結構多めにつくったんで、翌日の朝ごはんもこれを使ってって書いたんですけど、その予告どおり。
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エビフライサンド。
全粒粉のパンを二枚重ね、傍らにエビフライもおいて一緒にトーストする。
パンがこんがりと焼けたら一枚の上にはそのエビフライを。もう一枚の上にはきのうのサラダの残りをタルタルソースで和えて。

でもってキャベツとベーコンのスープ煮。
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というわけで、基本、きのうの残り物をあたためただけですが、けっこうボリューム満点。
まあ、いつもいつもこんなわけにはいきませんけどね。

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パン | comments(0) | - | 

週末は花見ばかりではなくて・・・

おととい、きのうは花見のことを書いてきました。
でも、週末はずっと花見に行ってたっていうわけではなくて、夜は夜、朝は朝とちゃんと料理してた。
で、今回は土曜日の夕餉のフライ。エビと豚、それにタマネギ。
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前日に娘がエビグラタンをしようとしてたらしいんですけど、時間切れでそれが叶わずに冷蔵庫にエビが残ってたので。
でも、エビを食べると口が痒くなるっていう下の娘のためにトンカツも。
それに野菜はなんかないかなぁってことでたまねぎ。これはぼくの好みで。

それからサラダ。
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基本はいつものとおりなんですが、今回は珍しくスイスチャードが売ってたので、それを。
この野菜、茎が赤とかピンク、黄色とかとてもカラフル。まあ、味はとりたてて言うこともないんですが。

それと、これはいちおうスープっていうべきなんかな。
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わが家の米を作ってもらってるFさんからキャベツをどっさりもらったので、一玉をまるまる使って、先週、鳥取県八頭郡の若桜町からふるさと納税のお礼に届いたこだわりベーコンブロックを厚切りにしてはさみ、それをブイヨンスープでグツグツと煮込んだ。

で、それをめいめい皿に取り分けて。
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でもって、エビフライにはタルタルソースを、とんかつとたまねぎはトンカツソースで。

さらに昼間の花見に引き続き、ビールをコキリと。
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結構多めにつくったんで、翌日の朝ごはんもこれを使ってなんですが、それはまた、あしたに。

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花は盛り

おとといは雨天の中のしばしの雨上がりを衝いての花見やったんですが、きのうも隙あらばと雲行きを見てたら昼過ぎから少し日も差してきたので、これ幸いと。
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昨日の今日やったんで、やっぱりここは駅前の肉屋のコロッケを買ってきて。
あと、花見でキャベツは食べにくかろうとライスペーパーにマヨネーズと一緒に巻いたんですが、これはあんまり評判は良くなく。
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まあ、なにはともあれ、さくらとコロッケ。
毎年の光景なんですが、さすがにコロッケ片手にスマホでパチパチとってるのはちょっと気恥ずかしい。
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そんなふうにつれあいに吐露したんですけど、「だれもみんな花を見てるんで、ヘンなおっさんなんか見てもないわよ」と。なるほど。

まあ、そんなことはともかく、この日は筍ごはんを炊いてきた。
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ことし2回目の筍ごはん。
これからGWにかけて、ほんと三日開けずに筍ごはんっていうシーズンが始まるんですけど、ことしはのっけから味つけがピタッと決まってて、ええ感じ。
まあ、そんなことにもかこつけて、またビールでカンパイ。
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もちろん、いちばんカンパイしたいのは、ことしもこうして花見ができたこと。
家から歩いて3分のところで、こうして花見ができるっていうのは、ほんとシアワセなこと。
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花は盛り。
前の日よりもなお一層。
そして花吹雪も雪のように。
ことしもこの瞬間にのどかに花見ができたことは何ものにも代えがたいなぁと。
土日だけでなく、ずっとこれが続けばいいんですが。

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催事の料理 | comments(0) | - | 

一瞬の春

沢木耕太郎さんの作品に「一瞬の夏」っていうのがありましたけど、花はまさに一瞬の春。
この週末はあいにくの天気なんですが、雨が上がったその隙に、家の前の公園で毎年恒例の花見を敢行しました。
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まずはいつものとおり、花にカンパイ。

ただ、週末は雨で花見ができないかも・・・と見越して、このあいだ「週末の予行演習」と題して肉屋のコロッケのことを書いたんで、今回は品を変えてネギ間の串を。
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あたり一面満開の桜。

焼き鳥はヤマギシの前で炭で焼いてるのを買ってきたヤツ。
ネギ間につくねにささみに皮、それから手羽先のところも。
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ほんとはタレ焼が欲しいところなんですが、ここんちのはすべて塩焼。
まあ、こっちのほうが肉の味が分かってイイんでしょうが。

それから、タマゴ焼きを焼きました。
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焼き鳥にタマゴ焼きですから、まあ、親子焼みたいな。

あと、トマトに枝豆、それにつれあいが握ってくれたおにぎり。
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あいにくの曇天の下の花見。
今にも泣きだしそうな雲行き、いや途中からほんとにちらほら泣き出しましたので、人出のほうも例年の半分以下でしょう。
それでもできたのは歩いて3分っていう地の利を生かしてのこと。
あしたもまた、隙あらば行きますぜ、花見。

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催事の料理 | comments(0) | - | 

なまえはさしずめいちじくパン?

このあいだ、アゴーラリージェンシーでイッパイ飲んだ時、帰りがけに下のブーランジェリーでシフォンケーキでもおみやげに買おうとしたら、あいにくシフォンケーキはなくって、代わりにこのパンが安売りになってたので買ってきた。
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なんていうなまえやろ。
とにかくドライフルーツにしたいちじくがどっさり練り込まれてる。
レーズンが入ったパンがレーズンパンとしたら、さしずめ「いちじくパン」? なんか締まらんなぁ・・・

まあ、とにかくそのいちじくパン、カットしてトーストして喰ってみた。
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画像で見るとそうでもないんですが、実際にはもっといちじくがハンパなく入ってるんで、ずいぶん甘い。ぼく的にはレーズンパンは、食パンと菓子パンのちょうど中間に位置するんですけど、このいちじくパン、これはもうレーズンパンよりもさらに菓子パンに近い位置づけになるんかなぁ。

で、一応無難にコーヒーで。
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いちじくだから、生ハムでも挟んで食べたらいいかもって思ってたんですけど、これはもう甘すぎて。
だから、お腹がちょっと減ったときにお菓子代わりにスライスしてトーストして喰ってた。
でも、今から思えばクリームチーズを塗って、ドライな白ワインのお供にしてもよかったかもしれません。

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