焼きたてのアンジュと採れたてのトマトと
フルニエのバゲットアンジュ。でも、尖端が齧られてる。
犯人はぼく。焼きたてにたまらず、帰りのクルマの中で齧りついてしまったっていうわけ。
というのも、この日はほんと、窯から出てきたばかりの焼きたてにありつけたので、思わず。
土曜の朝はよく、和泉中央のフルニエにパンを買いに行く。
買うのは食パンとバゲットアンジュ。
これまでいろいろと試したんだけど、このところだいたいこの二つに落ち着いてる。
ところが、タイミングが悪いと売り切れてたり、あるいは次のが焼き上がるまでもうしばらくっていうこともしばしば。
ことにバゲットアンジュ。この日もアンジュが見当たらなくて店の人に「アンジュは?」って尋ねたら、「(次の焼き上がりまで)あと10分くらいかかります。」っていう答え。思わず「待たせていただきます。」って啖呵を切り、店先で10分待って焼き上がりをゲットしたっていうわけで。
で、その齧りかけ、いや、焼きたてのアンジュを持って帰ってするのはトマトのブルスケッタ。
ことしも夏前に植えたトマトがちょうど最盛期を迎えつつある。
で、これが最盛期を迎えたらば、毎年必ずしてるのがトマトのブルスケッタ。
採れたての熟れたトマトと焼きたてのバゲットアンジュ。これさえあればもう、あとは何も要らない。いや、それじゃあブルスケッタにならない、あとバジルとオリーブオイル、それに塩も。
トマトを刻み、塩を振って水気を切り、刻んだバジルとオリーブオイル、胡椒なんかと混ぜ、トーストしたバゲットに乗せるだけ。
ほんとはトマトの種を除いたり、バゲットにオリーブオイルを薄く塗り、トーストした後でニンニクをこすりつけるっていう手間とかが要るんだけど、それがなくても十分おいしい。あとはワインがあれば完璧なんだけど、そこはいつものとおりコーヒーで我慢。
齧りつきたくなるほど焼きたてのバゲットアンジュと庭先で採ってきたばかりの熟れたトマトと。これでブルスケッタっていうのがこのシーズンの愉しみ。
固いアンジュを頬張ったりするので、口の中がけっこう荒れたりするんだけど、そのヒリヒリもまた、ブルスケッタの味わいだったりして。