2013.11.30 Saturday
小山梅花堂の千家松葉
きのうが松葉ガニだったからっていうわけでもないんですが、きょうのお菓子、岸和田の小山梅花堂っていうところの千家松葉っていうお菓子。
千家松葉っていうのはきっと、かの千利休を流祖とする、あの茶道流派の好み菓子っていう意味なんかな。
もっとも、菓子の好みっていうのは、利休の頃にはなかったようで、後年の藩政時代、お茶の流行とともに御用菓子司が城に納めるのにつくったよう。翻ってこのお店、なんと百七十余年の歴史を誇る岸和田藩の御用菓子司を務めた老舗の和菓子屋っていうお話で、なるほどっていうところ。
で、その千家好みの松葉。同じような名前のお菓子もあちこちにあるようで、たとえば堺のねぼけ堂っていうお菓子屋さんも同名のお菓子がある。まあここも創業百年を超えるっていう話ですから、どちらが元祖とか本家とかいうのはあんまり詮索しないけど。
ちなみにこのねぼけ堂っていうお菓子屋さんもあちこちにあって、そもそもは狂歌で名高い蜀山人の「寝惚堂」という号から来た名前なんだとか。
で、この蜀山人さん、あるとき自ら焼いた煎餅を殿上人に献上したところ、そのあまりの風味の良さに、唐桟の袴地と八丈縞の反物を贈られたんだそうで、その蜀山人さん発案の煎餅をもとに、いろいろお菓子屋さんが工夫を凝らしていろんなバリエーションのせんべいができたみたい。だから、この千家松葉もそうしたバリエーションのひとつなんかなと。
この松葉っていうのは日本の伝統的な意匠のモチーフのひとつでして、松葉を一面に散らした「松葉散らし」や「松葉丸文」、「松葉小紋」なんかもあって、地面に降り敷く松葉を美しいと思う日本人の美意識が窺えマス。まあ、だから千家好みのお菓子なんやっていう感じですかね。
まあ味わいは、クッキーよりも少し固い、そばぼうろみたいな素朴な味でして、ムスメがひとり勉強しながらぼりぼりぼりぼりとほとんど食べてしまったよう。さながら松喰い虫みたいなヤツやなぁって。
千家松葉っていうのはきっと、かの千利休を流祖とする、あの茶道流派の好み菓子っていう意味なんかな。
もっとも、菓子の好みっていうのは、利休の頃にはなかったようで、後年の藩政時代、お茶の流行とともに御用菓子司が城に納めるのにつくったよう。翻ってこのお店、なんと百七十余年の歴史を誇る岸和田藩の御用菓子司を務めた老舗の和菓子屋っていうお話で、なるほどっていうところ。
で、その千家好みの松葉。同じような名前のお菓子もあちこちにあるようで、たとえば堺のねぼけ堂っていうお菓子屋さんも同名のお菓子がある。まあここも創業百年を超えるっていう話ですから、どちらが元祖とか本家とかいうのはあんまり詮索しないけど。
ちなみにこのねぼけ堂っていうお菓子屋さんもあちこちにあって、そもそもは狂歌で名高い蜀山人の「寝惚堂」という号から来た名前なんだとか。
で、この蜀山人さん、あるとき自ら焼いた煎餅を殿上人に献上したところ、そのあまりの風味の良さに、唐桟の袴地と八丈縞の反物を贈られたんだそうで、その蜀山人さん発案の煎餅をもとに、いろいろお菓子屋さんが工夫を凝らしていろんなバリエーションのせんべいができたみたい。だから、この千家松葉もそうしたバリエーションのひとつなんかなと。
この松葉っていうのは日本の伝統的な意匠のモチーフのひとつでして、松葉を一面に散らした「松葉散らし」や「松葉丸文」、「松葉小紋」なんかもあって、地面に降り敷く松葉を美しいと思う日本人の美意識が窺えマス。まあ、だから千家好みのお菓子なんやっていう感じですかね。
まあ味わいは、クッキーよりも少し固い、そばぼうろみたいな素朴な味でして、ムスメがひとり勉強しながらぼりぼりぼりぼりとほとんど食べてしまったよう。さながら松喰い虫みたいなヤツやなぁって。
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