2009.04.30 Thursday
His Memories of a Dream 〜Synchronized Dreaming〜
4月も今日で終わりということで、今月も1日だけ音楽の話を。
今月も引き続き、厨房男の友人Y氏がつくったOne's Memories of a Dreamシリーズから、4枚目のHis Memories of a Dream。〜Synchronized Dreaming〜っていう副題がついてます。
1.Little Fluffy Clouds/The Orb
2.Hazme Sonar/Morenas
3.Robinson Crusoe/The Art Of Noise
4.Last Train To Trancentral/The KLF
5.(Three ringers Of)Love/The Art Of Noise
6.9 25/Global Communication
7.Sword Of Orion/Vangelis
8.Build A fire/The KLF
9.La Petite Fille De la Mer/Vangelis
10.Love/The Art Of Noise
11.Mouettes/Vangelis
12.OnceAlongTheWay/Beautiful Muzique
13.A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules from the Centre of the Ultraworld/The Orb
14.MovementX(Epilogue)/Vangelis
15.Loving You/Minnie Ripperton
今回は意外に短くて全15曲。けど、これまでにY氏が手がけたコンピレーションアルバムの手法凝縮されてるっていう印象。中でも、この最後の曲でカタルシスが訪れるような構成は、2006年の12月に紹介したThere Memories of Distance 〜Like the hamming air〜と同じような構成。で、このときもシンセサイザーの大御所ヴァンゲリスの音楽が効果的に使われてましたっけ。
でも、Like the hamming airと違うのはそれ以外の曲の傾向。Like the hamming airがB.J.コールやペンギン・カフェ・オーケストラなんかの環境音楽系で構成されているのに対し、今回のSynchronized Dreamingもアンビエント系はアンビエント系なんですが、ジ・オーブやアート・オブ・ノイズなんかのようなリミックス系で構成されている。
言ってみれば、いろんな音の断片やさまざまな曲のフレーズで構成されたコラージュ。そのコラージュのような曲を用いてコラージュをつくるという、なんとも混み入った内容。
夢。「こんな夢を見た」。
漱石の『夢十夜』の十篇は、決まってこの書き出しではじまる。黒沢明の「夢」の各章もこのフレーズが使われてる。けど、彼の夢はもっと断片的やったよう。さまざまな夢の断片が意識の表層に浮かんでは消え、交錯し、砕け散る、ダニエル・リベスキンドの「マイクロメガス」のように。
でも、このアルバムはマイクロメガスのように脱構築的じゃなくて、すべては最後のラヴィング・ユーのためのプロット(かな?)。すべては目覚めのためにという感じ。よかったですよねぇ、目覚めがちゃんとあって。
今月も引き続き、厨房男の友人Y氏がつくったOne's Memories of a Dreamシリーズから、4枚目のHis Memories of a Dream。〜Synchronized Dreaming〜っていう副題がついてます。
1.Little Fluffy Clouds/The Orb
2.Hazme Sonar/Morenas
3.Robinson Crusoe/The Art Of Noise
4.Last Train To Trancentral/The KLF
5.(Three ringers Of)Love/The Art Of Noise
6.9 25/Global Communication
7.Sword Of Orion/Vangelis
8.Build A fire/The KLF
9.La Petite Fille De la Mer/Vangelis
10.Love/The Art Of Noise
11.Mouettes/Vangelis
12.OnceAlongTheWay/Beautiful Muzique
13.A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules from the Centre of the Ultraworld/The Orb
14.MovementX(Epilogue)/Vangelis
15.Loving You/Minnie Ripperton
今回は意外に短くて全15曲。けど、これまでにY氏が手がけたコンピレーションアルバムの手法凝縮されてるっていう印象。中でも、この最後の曲でカタルシスが訪れるような構成は、2006年の12月に紹介したThere Memories of Distance 〜Like the hamming air〜と同じような構成。で、このときもシンセサイザーの大御所ヴァンゲリスの音楽が効果的に使われてましたっけ。
でも、Like the hamming airと違うのはそれ以外の曲の傾向。Like the hamming airがB.J.コールやペンギン・カフェ・オーケストラなんかの環境音楽系で構成されているのに対し、今回のSynchronized Dreamingもアンビエント系はアンビエント系なんですが、ジ・オーブやアート・オブ・ノイズなんかのようなリミックス系で構成されている。
言ってみれば、いろんな音の断片やさまざまな曲のフレーズで構成されたコラージュ。そのコラージュのような曲を用いてコラージュをつくるという、なんとも混み入った内容。
夢。「こんな夢を見た」。
漱石の『夢十夜』の十篇は、決まってこの書き出しではじまる。黒沢明の「夢」の各章もこのフレーズが使われてる。けど、彼の夢はもっと断片的やったよう。さまざまな夢の断片が意識の表層に浮かんでは消え、交錯し、砕け散る、ダニエル・リベスキンドの「マイクロメガス」のように。
でも、このアルバムはマイクロメガスのように脱構築的じゃなくて、すべては最後のラヴィング・ユーのためのプロット(かな?)。すべては目覚めのためにという感じ。よかったですよねぇ、目覚めがちゃんとあって。
JUGEMテーマ:グルメ