2006.12.31 Sunday
ちどり食堂の年越し蕎麦
2006年も大晦日です。
で、大晦日と言えば、お約束どおり年越し蕎麦。厨房男は実家で、近所にあるちどり食堂の天ぷら蕎麦を食べるのが半ば慣わしとなっています。
ここのお蕎麦、たぶん昆布と鰹節だけでなく、宗田節とかが入った下町情緒の薄味仕立て。「下町情緒の薄味仕立て」っていうのは、ちょっと適当な形容詞が見当たらないんですが、“はんなり”でもなければ“のほほん”でもない。強いて言うなら“ほんわり”とした味。名店の名人が打った蕎麦を海島綿のドレスシャツと喩えるならば、ちどり食堂の蕎麦は普段着のコットンシャツと言ったところやないでしょうか。
年越しそばのいわれは、ほんとに様々あるようですが、厨房男が聞いた話やと、昔、金細工職人が散らばった金粉をそば粉で集めていたことにあやかり、来る年には金運に恵まれたいという願いを込めたものといった他愛のないもの。
それならば、普段着のコットンシャツのような味わいの蕎麦を食べて、明くる一年を恙なく、細く長くという願いを込めるのも一興かと思います。
いずれにしても、新年が良い年でありますように。
で、大晦日と言えば、お約束どおり年越し蕎麦。厨房男は実家で、近所にあるちどり食堂の天ぷら蕎麦を食べるのが半ば慣わしとなっています。
ここのお蕎麦、たぶん昆布と鰹節だけでなく、宗田節とかが入った下町情緒の薄味仕立て。「下町情緒の薄味仕立て」っていうのは、ちょっと適当な形容詞が見当たらないんですが、“はんなり”でもなければ“のほほん”でもない。強いて言うなら“ほんわり”とした味。名店の名人が打った蕎麦を海島綿のドレスシャツと喩えるならば、ちどり食堂の蕎麦は普段着のコットンシャツと言ったところやないでしょうか。
年越しそばのいわれは、ほんとに様々あるようですが、厨房男が聞いた話やと、昔、金細工職人が散らばった金粉をそば粉で集めていたことにあやかり、来る年には金運に恵まれたいという願いを込めたものといった他愛のないもの。
それならば、普段着のコットンシャツのような味わいの蕎麦を食べて、明くる一年を恙なく、細く長くという願いを込めるのも一興かと思います。
いずれにしても、新年が良い年でありますように。