厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし
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ナポリタンをアルデンテで

平野紗季子さんの「生まれたときからアルデンテ」にこんなくだりがある。

「私は生まれた時からアルデンテなので、茹でた麺をザルに放置してぷよぷよにするという手間でもってパスタを殺す所業が理解できないから芯のないことが誇りのような喫茶店のナポリタンが嫌いだし・・・」

いくらナポリタンがリバイバルだの再評価だの言われても、これが若年層の偽らざる意見なのかな。

ぼく自身、学生時代に喫茶店でアルバイトして、ナポリタンをつくってきた身なので、ノスタルジックに浸らないナポリタンをつくってみようと。

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ナポリタンは、あらかじめ茹でて寝かしておいたスパゲッティをタマネギ、ピーマン、ハムなんかとともにトマトケチャップで炒めるっていうのが代表的な手順。

スパゲッティをあらかじめ茹でて寝かしておくのは「仕込み」って言われる下ごしらえで、こうすることで麺が芯のあるアルデンテではなく、水分が全体にいきわたったもちもちとした食感になる。でもって、注文が入ると焼きそばのそば玉のように、一皿分をササッと炒めるわけ。

まあ、反対に考えれば、あらかじめ茹でて寝かしておくほうが手間がかかるわけで、今回のはもちろん茹でたてを使って。

それから、ソースはトマトケチャップではなくて、ポモドーロソース。ただ、具材にはハムではなくてソーセージを使わないと、ちょっと上品になりすぎる気がして。

で、あと、やっぱりたまねぎとピーマンは外せない。

 

で、前日のポトフを温めなおして。

2020-04-04 002.jpg

というわけで、アルデンテのナポリタン。

まあ、フライパンは使ったけどもジュージュー炒めるってことは控えて。

あと、粉チーズの代わりにパルミジャーノをたっぷりとおろしたらよかったかな。

まあ、なんのことはない、ふつうのポモドーロみたいになってしまったね。

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