厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし
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娘のリクエスト

土曜のこと。

クラブから帰ってきた娘がマスクをしてる。

「風邪でも引いたん?」って尋ねると、「ううん、咳が出るんで」という。

 

しばらくして、「おとうさん、心配してくれるんなら晩ごはんは雑炊が食べたいな」と。

わが家の場合、たいていの鍋は〆はラーメンだから、雑炊が食べたいってことは、カニかフグか、それともブリか。値段のことまで考えると「なるほど、ブリしゃぶが食べたいってことか?」と訊き返すとニヤリと笑う。

その場は「この季節、まだブリには早いかもしれないよ」と言っておいたんだけど、魚屋を覗くとあった、これがお誂え向きのハラミのサクが。

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寒ブリには少し早いかなぁって思ってたんだけど、なんのなんの。

さっそく、皮を引き、薄目につくってさらに並べてみた。

 

野菜もブリしゃぶに合わせて白菜と水菜と菊菜も。

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それに豆腐とえのき、白葱。あと、大ぶりの椎茸があったんで、それも。

もちろん、大根をおろして葱を刻み、旭ポンズもスタンバイ。

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うつわにポンズと薬味をとり、やまつ辻田の七味唐辛子を加え、くだんのブリをしゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶと。

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透明な身が、これくらいに白くなった頃合いが食べごろ。

口に入れるとハラミの澄んだ脂が口いっぱいに広がる。こりゃ、娘ならずとも食べたいって言うよ。

 

で、サクの端っこ、カマのところは塩焼きにして。

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画像ではごつごつしてる感じなんだけど、実際の身はふわふわ。

スダチを少し絞って食べると、もう、居ても立ってもいられずに、焼酎をぐびり。

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焼酎は秘蔵の川越。

邪道かもしれないけど、ここにもスダチを一滴だけ絞ると、カマのスダチと響き合って味が寄り添ったような感じがする。いいねぇ。

 

で、最後は娘が待ち望んでた雑炊。

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もちろん、澄んだ脂とはいえ相手はブリだから、少し煮切った酒を加え塩と少しの醤油も隠し味程度に。ごはんを加えて少しぐつぐつなったところで火を落とし、タマゴをとじ、ねぎを散らして蓋をする。少し蒸らして蓋を取り、海苔を散らせば完成。

 

というわけで、娘のリクエストどおりのブリしゃぶ、ブリ雑炊。

咳のほうは、「最近、空気が乾燥してるからね。お父さん、心配しすぎ」とつれあい。

娘はといえば、「来年の誕生日にはこれをリクエストしようかなぁ」と。

いやいや、おまえの誕生日は11月のかかりだからまだブリには早いよと。今回も、こんなお誂え向きなの、ほんとラッキーだったんだからね。

 

 

 

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