厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし
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トアロード デリカテッセンのミックスサンドウィッチ

月替わりは、音楽の話を書くんだけど、どうもそれだけだと食欲が満たされないから、ここ最近は小ネタ程度の話をオマケで上げるようにしてる。

で、最近、少しパンの話題を飛ばしてしまったので、きょうは表題のミックスサンドの話を。

 

たぶん、前回のパンの話は「サンドウィッチの基準線」っていうタイトルで、村上春樹氏のことに触れたんだけど、このときいろいろネットで調べた中で「村上春樹の作品にも登場。「今まで食べた中で一番美味しい」神戸で必食のサンドイッチ」っていうのがあって、今度神戸へ出かけたら行ってみようかなぁ・・・って思ってた。

で、都合のいいことに、このあいだ、神戸へ出張があって、それがたまたま北野界隈だったから、休憩を狙ってそこを訪れてみた、トアロード・デリカテッセン。

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頼んだのはもちろん、春樹氏お気に入りのミックスサンド。

といっても、一般的なタマゴやハムっていうのではなくて、いや、ハムは入ってるけど、あとローストビーフやらスモークサーモンやら。ここが肝心。ローストビーフの柔らかさ、スモークサーモンのねっとりとした食感、やっぱり、これらがデリカテッセンのウリだからね。

それからパンは、しっとりふわっとした生地とカリッとした耳。「イスズベーカリー」という老舗のパンを使用してるんだそう。

「パンは新鮮ではりがあり、よく切れる清潔な包丁でカットされて」いるっていうのが春樹氏のいうサンドウィッチの基準線なんだけど、たしかにその話どおりのパン。

でも、このパン、庖丁ではこうは切れないと思う。そういえば「ちゅんちゅーん」とスライサーで切る音がしてたような気がするんだけど、気のせいかなぁ。

で、そのサンドウィッチを紅茶で。

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コーヒーではなく、紅茶。

サンドウィッチはラディッシュとかは控えめで、なんだか動物性の油脂の匂いがする。

バターだけじゃない。それがデリカテッセンのハムであり、ローストビーフであり、スモークサーモンなんだろうか。

 

春樹氏の作品「ダンス・ダンス・ダンス」の中ではこんな会話が交わされる。

「・・・うまくいくと神戸のデリカテッセン・サンドイッチ・スタンドのスモーク・サーモン・サンドイッチに近い味になる。うまくいかないこともある。しかし目標があり、試行錯誤があって物事は初めて成し遂げられる」

もちろん、春樹氏の目標をそのまま受け売るつもりはないんだけど、とにかく、ここのサンドウィッチ、実際に食べることができてよかったと思う。

さて、ぼくはどこをめざして試行錯誤をしていこうかな。

 

 

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