2019.07.30 Tuesday
土用の鰻
このあいだ、娘から電話がかかってきて、「土用の鰻、要る?」って。
どうやらコンビニで半額になった鰻重を前にして、鰻好きのぼくの顔が頭をよぎったよう。
家人らはどうもこの手の長い食べ物が苦手で、わが家では鰻や穴子は滅多に食卓に上らない。
でも、たまに外食で鰻の握りやおみやげの深清の穴子ずしなんかをうまそうにパクついてるぼくの姿が印象に残ってたんだろう。それで殊勝にも、あるいは何かおねだりでもあるのか知らないけども、とにかくその鰻重を買ってきてくれた。
もちろん半額だから、調理から時間が経っているのはアタリマエで、問題はそれをいかにおいしく食べるかということ。
なので、まず、鰻の下に敷かれてる、タレの染みこんだごはんだけをレンジでチンして温め、その上にあらためて鰻を乗せて軽くチンする。そうすると、温まったごはんからの熱と、レンジからの熱で鰻がやんわりと温まるっていう作戦。
結果オーライ、うまく行った。あとは付属のたれを垂らし、山椒を振ってできあがり。
それから、鰻重についてた玉子焼きとおひたし、それに奈良漬を皿に盛り、少し物足りなかったのでとうもろこしを添えてみた。
まあ、コンビニの、しかも半額の鰻重だけど上出来、上出来。
というわけで、ことしも土用の鰻にありつけた。もっとも、土用の鰻なんて平賀源内の策略にまんまと乗ったっていうだけなんだけど。
そういえば、娘の計略はなんだったんだろ。

JUGEMテーマ:グルメ
COMMENTS
COMMENT?