年に一度は人間ドック
年に一度は人間ドック。ことしもまた。
若い頃の人間ドックっていうのは、いわば飲みに行くための口実みたいなもんだったんだけど、最近もまあ・・・少しひやひやしながらなんだけど。
で、無事終わった後はいつものとおり、まずはお好み焼き屋でカンパイ。
バリウムで腹は少し満たされてるんだけど、立ち上るソースの匂いはやっぱり、朝から絶食してる脳に刺さる。
ほどなく焼けた豚玉にどっぷり塗られたソースが流れ、鉄板に触れるとじゅ〜っと音を立てる。これがまた脳に揺さぶりをかけてくる。
でも、これは前哨戦。
これからホテルへチェックインしてインターバルをはさみ、本番へ。
今回はドックへ一緒に行ったJさんがとってくれた法善寺の一心一味「茂」っていうところへ。ここで6時に集合なんだけど、ホテルで寝入ってしまい、少し遅れて店へ着くとすでに別働のメンツが待ち構えてた。
というわけで、「一心一味 法善寺 茂」。
だいたい、ぼくのブログはシゴトとは一線を画してて、あくまでもプライベートっていう建前。
だけど、ぼくのブログを知ってるやつも少しは居て、この日のメンツもそのうちの数人。で、そういうメンツと飲むとよく言われるのが、「後で書いといてな。」ってな注文。
というわけで、記録係みたいに思われるんだけど、ザンネンながら大きな勘違い。自分でいうのもなんだけど、いつも生真面目な記録者なんかでは決してなくて、途中から記憶も曖昧になるのが常。この日ももちろんそう。まあ、覚えてる範囲では書くんだけどね。
と、前にお断りを入れ、あらためて、次の皿のことを。
次の皿は造りの盛り合わせ。
鯛に、鰆の炙りに鮪、甘海老、カンパチ。
もちろん、ここで清酒にスイッチ。
で、この日は鰆を多めに仕入れたのかも知れないけども、次の皿も鰆。こちらは焼物で、カレーチーズ風味。
店は満員で、いちいち注文するのが面倒臭いのでずっと清酒で通してはいるんだけど、正直に言うと清酒との相性はあまりよろしくない。これはビールのほうがいいんかなぁ。
そんなふうに思いながら、次の皿。こちらは鶏真薯と鰈のオランダ煮。
オランダには油で揚げてから、さらに濃い味付けのダシで煮る料理。だから、これだって、清酒よりもむしろビールのほうがいいかもね。
とはいうものの、先のお好み焼きがそろそろボディブローのように効いてきて、なかなかグビグビ行こうって気にならない。だから清酒を続けてるんだけど、ここでまた天ぷら。
カニカマ、ヒイカのチーズ巻き、海老の湯葉巻ってところ。
すきっ腹ならこういう構成がありがたいんだろうけど、先に底入れしてる身にとってはけっこう堪える。
で、次の牛のタタキが出たあたりで清酒からワインに切り替えて少し気分転換を図ってみた。
これが吉と出るか、それとも悪あがきかっていうと、断然後者のようで、このあたりから状況は一層ツラくなる。
腹は一段と膨れてきてるんだけど、満腹中枢はほとんど麻痺状態。人間ドックで釘を刺された暴飲暴食は控えるようにっていうドクターの諌言もどこ吹く風ってな感じ。
とはいえ、次はとうもろこしのフランのような箸休め。
まあ、言ってみれば洋風の茶碗蒸しみたいな感じで、口にふくむとコーンの甘味が広がる。
で、ようやく〆のお茶漬け。
このあたりから記憶もそろそろ怪しくて、画像と何やら生臭かった記憶から、塩辛か何かが乗っかってたんかなぁと。
で、最後のデザート。
これが分からない。
この色からするとコーヒーゼリーのような気もするんだけども、キャラメルっぽい色のようあ気もしたりして・・・
というわけで、これが最後・・・と思いきや、次になだれ込んだのはステーキハウス。
ここではいちおう負担を軽減しようとヘレステーキを注文したんだけど、これでも終りでない。さらにこの後餃子屋でむしゃむしゃ食べた後、さらにさらにホテルの近くの日本酒バーになだれ込んだ。
でも、ようやくこのあたりでバリウムのあとに飲んだ下剤が効いてきて、あえなくTKO。
ホテルへ一旦戻って帰ってこようとしたんだけど、強力な睡魔に襲われ、帰らぬ人となってしまった。
年に一度の人間ドック。ことしもまた、やらかしてしまいましたヮ。

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