厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし
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おかんが原点

いまさらだけど、ぼくは大正生まれの両親のもとに生まれ、育てられてきた。

だから、その食生活もずいぶんと古風なもので、たとえばチーズなんて、小学校の給食で出てくるまで口に入れたことはなかった。

その反動で、こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとこんなブログをしてるんだけども、その原点をつくったのはやっぱりおかんだということになると思う。

 

とはいえ、おかんから料理の手ほどきを受けたことっていうのはほとんどなくて、唯一の例外はおせちかなぁ。

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もっとも、手ほどきっていうわけではなくて、ただおかんと一緒につくって、たまに味見をしてもらってただけのこと。

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それも最近はもっぱらぼくがつくるようにはなって、おかんはといえば、味見をして「ハァ〜、おいしいわぁ」と言ってただけだったけど。

 

だから、おかんから譲り受けた味っていうのは、ぼくの舌の記憶を頼りに再現をした味なんだけど、いちばん記憶に残ってるのはやっぱりエビだしの冷やうどんかな。

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雑魚エビのうどんつゆ。

冷やうどんのつゆっていうと、カツオと昆布でつくるのが一般的なんですが、ぼく的にはこの雑魚エビでつくるのがいちばん。まあ、三つ子の魂百までとも言いましょうか。

 

それから、舌の記憶に残ってるのは、巻ずし。

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最近は、わが家の恵方巻きはおかんがつくるのを真似て、具は高野豆腐にかんぴょう、タマゴ焼きにタケノコが入るのがポイント。でもって、そこへ三つ葉を加えたのがいまの。

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まあ、原型は深瀬の巻きずしなんだけど、ここのがずいぶんお気に入りやったからね。

 

これ以外にも、病気のときに炊いてくれたシタガレイとか、煮豆とか。

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それから、がっちょの炊いたのとか、茄子とじゃこエビの炊いたのとか。

大好きでいつもやってたてんぷらとか、たまねぎがざっくりしたハンバーグとか、いろんなものがそのシーンとともに蘇る。

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いろんなことが蘇るんだけども、それをどこにしまえばいいのか分からない。片付けが苦手なのもおかん譲りなんだなぁ。

でも、しばらく、いろんなことを思い出して、いろんなことを反芻して、少しながく偲んでいきたい。生前は意外に二人でのんびりはなしするなんてこと、あんまりなかったですから。もっともっともっと話しておけばよかった。

 

 

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