厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし
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やきもちになりたい?

つれあいのご両親が高野山へお参りに行くと、いつも参道の花坂で買ってきてくれる、上きしやのやきもち。つぶあんが入った薄い焼餅。
これがおいしいいんです。もう絶妙のうまさ。
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ちょっとびっくりするくらい薄いんです。スマホほどの薄さ。
そりゃ、もちの中に餡を入れてぎゅーっと押さえつけていけば当然薄く延びるわけなんですが、たっぷり餡が入ってて、しかも餅の柔らかさ、そして表面の焦げた香ばしさまでがしっかり感じられる薄さっていうと、ずいぶんと試行錯誤があったんだと思う。
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今のようなやきもちのかたちになったのは、鎌倉時代からの改善の結果なんだそうですが、起源を辿れば、弘仁7年、弘法大師高野山開創の当時、一人の老婆が塩やきもちをつくったのがコトの始まりなんだそう。
HPにはそんなふうにサラリと書いてありますが、弘仁7年って今から何と1200年前ですぜ。
とまあ、そんなことを思いながら、まずは濃い目のほうじ茶と。
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このやきもち、白餅とよもぎを練り込んだ草餅の2種類あるんですが、その種類もずっと昔からあったんではないかな。
で、殊にこの草餅、ぷんと香るよもぎの野趣と、ほうじ茶の香ばしさとがよく合う。
でも、それだけではない。コーヒーなんかと合わせても意外に負けない。
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1200年。
それだけの年月を経て試行錯誤を繰り返せば、そりゃおいしくなるわなぁ・・・とも思うんですが、でも、大事なことは餅と餡だけっていう、シンプルな構成が変わっていないこと。
シンプルな構成で、シンプルな製法。で、しかもうまい。
そんなふうになりたいなぁ。

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