愛しのマキシマムチキン
前職では定期的に宮崎への出張があって、そこでずっと買ってきてたおみやげのひとつにマキシマムっていう調味料がある。
このマキシマム、特に鶏のモモ肉に振ってグリルすればサイコーで、わが家でもたびたびつくってる。まあ、振って焼くだけだから定番料理っていうのもおこがましいんだけど・・・
鶏モモ肉を冷蔵庫から取り出し、両面にくだんのマキシマムをまんべんなく振って半時間ほど放置する。すると、味が馴染むのと肉が室温に戻るっていうわけ。
で、それをグリルへ放り込んで。以前は弱火で二度焼きしてたんだけど、最近は強火で一回こっきりにしてる。
要は皮がパリッと焼きあがるっていうのがめざすところなんだけど、これだとあまりにもあっけなく、しかも頗るおいしくできてしまうんで、忙しいときなんかはとてもありがたい。
で、そういう忙しいから手抜きっていう状況は副菜にも表れる。
かぼちゃのグラタン。
バターを引いたグラタン皿にかぼちゃを並べ、塩胡椒と小麦粉、それに生クリームを回しかけ、チーズをのせてオーブンで焼き上げる。
いつもならカボチャじゃなくてじゃがいもを使うところなんだけど、先につれあいがじゃがいもスープをつくってくれたので。
もっとも、このスープが食べたいっていうのが娘のリクエストだったそうで、それに合わせて急遽マキシマムチキンとかぼちゃのグラタンが決まったっていう次第。
まあ、そんなわけだから(どんなわけ?)、残り物の関東煮なんかも食卓に上がったりもして。
全体を見渡すとなかなか違和感があるところなんだけど、まあそれがわが家の家庭の食卓だからねぇ、
で、お酒はというと、前日の七草リゾットに合わせて開けたニュージーランドのシレーニっていうところのソーヴィニヨン・ブラン。
というわけで、この日はマキシマムチキンが主役。
この料理とは全然イメージとは違うんだけど、ぼくの大好きな曲で、ドナルド・フェイゲンの名盤「ナイトフライ」に「愛しのマキシン」っていうスローナンバーがあって、それになぞらえて「愛しのマキシマムチキン」とでも呼ぼうかな。