2019.05.10 Friday
さくら鯛
きのうは、久しぶりの和食で、久しぶりなもんで一層うまく感じたから、また少し間が開いたほうがいいんかな・・・なんて書いたクセに、きょうは天然の鯛をいただいたんで、また和風な感じに。
さくら鯛。
天然の鯛だけあって、目の上のアイシャドーみたいなブルーも鮮やか。日焼けもなく、きれいなさくら色。
だから、さくら鯛っていうんじゃなくて、実は前々から、これを使って塩釜焼きをしようと思ってた、桜の花の塩漬けを。
少し前、京都に行ったときに買ってきたおみやげ。
以前、鶴屋吉信の「花はらり」っていう羊羹と一緒に書いたっけ。
で、これをおなかに詰めて、その塩味とほのかな桜の香りを鯛に移そうと。
というわけで、ワタを抜き、桜の花の塩漬けを詰め、卵白を混ぜ込んだ塩で覆ってオーブンで焼き上げたのがこれ。
いい鯛だなぁ・・・ワタを抜きながら、造りにしたほうがうまいかも・・・と思いながらも初志貫徹。でも、味は目論見どおりとはいかなくって、やっぱり造りにしたほうがよかったかなぁ。
さて、塩釜に卵白を使った後の卵黄はというと、さらに卵を足して、千草焼きに。
卵黄が多い分、いつもより黄色味がかってる。
それから、千草焼きの三つ葉だけじゃ、野菜は到底足らないだろうから、小松菜の煮びたしも。
そういえばこの器は、きのうは筑前煮を入れてたっけ。
で、その筑前煮はどうなったかというと、ずいぶんと温め直したりしてたもんだから、こんなふうに煮詰まってしまった。
そして仕上げはまた、きのうと同じように初桜の生原酒を。
そろそろこれも底に近くなってきたなぁ。
さくら鯛に合わせて、初桜。
ことばの上では春爛漫なんだけど、桜の季節はとっくに過ぎてしまって・・・やっぱり造りにしたほうがよかったかなぁ。
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