厨房男

こどもの頃に欠乏していた食の体験を取り戻そうとする厨房男の喰う・呑む・つくる・・・のはなし

最後の骨休め

ここ最近、年末は近くの温泉でゆっくりしてる。
まあ、おせちづくり前のインターバルっていうか、忙しいのを棚上げしての逃避というか・・・
ともかく、それでことしも紀州南部ロイヤルホテル。で、ディナーのレストラン四季。
まずはこどもらの前菜。
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むかしっからコドモの料理はワンプレートのお子様ランチって相場が決まってたんですが、ここ最近はホント贅沢になりまして、なかなか本格的なシーフードサラダ。

で、オトナといえば、こんなふうな。
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フォアグラのコンフィーにリンゴのコンポートとベリー系のソースが添えられてる。
さらに、ほんのりロックフォール風味のホイップクリームみたいなムースは鴨肉と組み合わせてかな。
まあ、鴨肉はともかく、フォワグラは暖かいののほうが好みなんですがね。

で、それをコート・デュ・ローヌのギガルっていうので。
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シラーが主体だったかな。けっこうなボディでスパイシーな感じの。
で、これはオトナだけの特権と思ってたら、コドモの特権がやってきました、オムライス。
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パンとのセレクトでオムライスとは。
パンを選ぶか、それともオムライスかって訊くとたいていはこっちへ流れるんやないかなぁ。それにスープもついてる。
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返す返すも、コドモはワンプレートやったのに、おいらの時代は。
てなぼやきを呟いてると、オトナのパンがやってきた。こちらはオムライスとのセレクトはありません(アタリマエか)。
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でも、これをワンプレートに入れてご自由にどうぞっていうのは、ちょっとぞんざいなような気もしますがね。
で、コドモがポタージュなら、こちらはっていうんでコンソメのオニオングラタンみたいなの。
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浮き身のバゲットと、ポーチドエッグが入ってる。
これで一息ついてると、こどもらのメインプレートがやってきた。
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エビフライとヘレのステーキ、それにフライドポテトと鶏の唐揚げがついてる。
エビフライとハンバーグではなくて、ヘレのステーキっていうところがミソ。おいらの時代なら考えられないヘレステーキだわ。
で、こっちはというと、ホタテ貝柱のソテー。
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ジャガイモをベースとしたソースにバジルソースとバルサミコがかかってる。
なかなかバジルソースがアクセントになってて、貝が苦手なぼくでもおいしくいただけました。
で、ようやく、オトナのメイン。こちらもヘレステーキ。
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ちょっとボク的には火が入り過ぎかな。
でも、ここまでワインを残しておいてヨカッタ。

というわけで、最後のデザートはみかんのシブーストとグラスに入ったジュレ、それにチョコレートのムース。で、コーヒーと。
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コドモとオトナが同時進行で、結構楽しめました。
でも、去年とシェフが代わったんかなぁっていうくらいの印象で、いろいろと試行錯誤の最中のよう。
まあ、ともかく、ことしもこれが最後の骨休め。というわけで、そろそろおせちに取りかかろうっと。

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誕生日のディナー

最近、外食のことを載せるのが減ってる。
これは、別に外食の頻度が減ってるわけではなくて、なるたけ気に入ったものだけにしようって思ってるわけで。
だからきょうはひさしぶりに。堺のフレンチ、アッシュで食べた誕生日のディナー。

まずはたまごのアミューズ。
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ガラスでできたタマゴの器に入ってる、スクランブルエッグとウニ、イクラのアミューズ。
薄味のスクランブルエッグとほんのり甘いウニをイクラの塩味で食べるっていう組み合わせ。逆説的な言い方ですけど、イクラの微かに生臭いところが絶妙なノイズになってる。それがなかなかニクイ。クルマの運転がなかったら辛口のシャンパンなんかをいただきたいところですが。

で、次が天使のエビの低温調理とカリフラワークリームっていうの。
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表面だけがピンクに色づいたエビ。ほぼ生っぽいそれに、海老味噌のソースとカリフラワーのソースがかかってる。付け合せは緑のトマトと黄色のトマト、それにロマネスコ。

さらにその次が、タラの白子と里芋、ほうれんそうのグラタンと、ベーコンとアンチョビのプティクロワッサンのプレート。で、まずはグラタンの方から。
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小さな陶器のル・クルーゼみたいなところに入ってる。
ごぞんじのとおり、タラの白子はフグのよりも少しクセがあるんですが、それをグラタンにするとほぼほぼ目立たなくなる。さらに赤芽の里芋や、しっかり味のついた寒締めのほうれんそうなんかと合わせると、そのクセが逆に豊饒な味わいの一部分になったりする。料理って面白いですよねぇ。

で、一方のベーコンとアンチョビのプティクロワッサン。
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こちらもアンチョビの風味が豊かな味わいを醸してて、それが先のグラタンと相俟って、いいハーモニーを奏でてる。やっぱり先の天使のエビといい、タラの白子とプティクロワッサンといい、ああ、シャンパンがあればなぁって。

それから、ちょっとインターバル。これは下の娘のハンバーグ。
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今回はちょっとチョーダイとは言えませんでした(笑)。
でも、あとで残ったデミグラスソースをバゲットにつけて食べたんですが、やっぱり、ちょっとチョーダイと言えばよかったと(笑)。

ま、それはさておいて、前菜の寒ブリと大根のフラン。
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この店のコースでは、必ずこのフラン、つまり茶碗蒸しみたいなのが出てくるんですが、今回のはまんまフランというよりも茶碗蒸しって言ったほうがいいような和風なテイスト。
ただ、柚子皮や焼き色のついた葱に覆われた寒ブリは、表面だけに火が通ってて、中はほとんど生の状態。ヘタをすると生臭さが立ってしまうところなんですけど、そこは旬の寒ブリ、むしろその野趣がプラスに作用してる。

で、同じように、いつもでてくるリゾット。こちらはいつも小さなストウブのような器。
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つれあいがこの店を予約してくれたとき、ぼくのことを慮って、苦手な貝はできるだけ避けるようにリクエストしてくれてるんですけども、鮑は例外ってことで、活け鮑と十五穀米できのこ汁仕立てのリゾット。風味を生かすためか、少し控え目な味付け。

で、さらに魚料理は泉州産のスズキのグリエ。
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マッシュルームのソースの上にスズキのグリエが乗せられてて、さらにその上に二色のからし菜が配されてる。お見事。前衛的な生け花を見るよう。まあ、けっこう食べにくいんですがね。
で、先のリゾットが控え目の味付けで、このグリエは反対にしっかりとした味付け。このあたりのオン/オフはきっと意識的なもんなんでしょ。
さらに言うと、ここまで確信犯的に、微かな魚貝の生臭さっていうのが通底するノイズのように配されてたんですけど、最後の肉料理のプレートは、そうした通底するノイズを抑えて素材をクリアに味わうように仕向けられてるような。そんなことをこの焼き野菜を食べながら思ったわけ。
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ピーマンがうまい。カブも、かぼちゃもじゃがいもも。
野菜のクリアな味わいがより一層際立つ。
で、牛肉もキャラメル風味の笹がき牛蒡が少し野趣っぽい風味やけども、中はほぼレアなクセのないヘレ肉で、添えられてた発芽マスタードがノイジーな役割を担ってるかのよう。
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いやぁ、おいしかった。このコースだと、途中で赤にスイッチせずとも、アタマからしまいまでシャンパン1本でイケるなぁって。
まあ、そんなことを思いながら、締めのデザート。
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苺のロマノフとアップルパイ、それにいつものアールグレイのフィナンシェと、この日はぼく好みの栗のアイスクリーム。
で、その前のプレートにはこのとおり。
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ありがとうございます。
FBで、お祝いのメッセージをいただいた方々にも書いたんですけど、この1年はたいへんな年になるんやないかなと。
まあ、そういう意味で、幸先のいいディナーが食べられてよかったなぁと。ほんとに家族をはじめ、みんなに感謝、感謝。

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谷町のコションローズ こういう店にオトコひとりで入るのって・・・

少し前、その日は朝から府庁近くに用事があって、昼からそのまま休暇をいただいた。
昼前に用事が終わり、昼飯をどうしようかなぁって考えて、ずっと前にランチを食べた「パリオランジュ」に向かったワケ。
でも、たしか「パリオランジュ」があったところは別の店になってて、ちょっとがっかりしながら入ったのがその店、「コションローズ」。で、ランチとグラスワインを頼み、まず運ばれてきたのがこのスープ。
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とうもろこしが主体の。
いつもとうもろこしのスープをつくるときは、ミキサーでガガガと潰して丁寧に裏ごしをするんですが、ここのスープ、裏ごしなどせずにそのまま。それがなんていうかすごく新鮮で、野趣っていうか、ワイルドな感じだぜぇ。

それからメインの黒豚と若鶏のグリル。
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大根や玉ねぎ、パプリカ、じゃがいも、インゲン、大豆など、いろんな野菜が散らばってて、メインの食材が見え隠れしてるんですが、ソースもビネガー系のとジェノベーゼと。なかなかきれい。
で、グリルはどうかっていうと、若鶏はともかく黒豚は、以前の店とも変わらないんやないかな。
それから、ワインを撮り忘れたんですけど、たしかローヌのワインで、グルナッシュ主体だから軽めっていう説明やったと思う。

で、それに自家製パンがついて。
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というわけで、「コションローズ」。
改めて調べてみると、どうも以前の「パリオランジュ」から改装改名しただけらしいということ。だから別に以前の店と較べて・・・なんていうのも馬鹿馬鹿しい話やったみたい。
ただ、それはともかく今回気づいたこと。こういう店にオトコひとりで入るのって、店の人や周りの客にすると多少違和感があるような感じで、どうも空気がヘン。まあ、昼間っからワインを頼みながら画像を撮ってるっていうのは、今思うとそりゃ怪しい客やわなぁと。
自身はあんまり意識してなかったんですけど、ちょっと考えないとアカンのやろなぁ。

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お気に入りのアッシュ 次はぜひともタクシーで

このところ少し手抜きが過ぎるっていうんでジブンでも少し反省してまして、きょうはちょっとマジメに行こうかなと。あ、いや、いつも不マジメっていうわけでは決してありませんが。かといってジブンでつくるわけでもなくて、昨夜に行ったアッシュのことを。

アッシュ。
ここ最近、近所で一番気に入ってるフレンチ。
といっても、つれあいの誕生日以来なんですが、まずはアミューズ。
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泉州泉ダコときゅうリ、西瓜をガスパチョソースで。
泉州泉ダコっていうのは、きっと泉州沖で獲れるマダコのことなんでしょ。
で、それにコンソメゼリーがかかってて、きゅうりとスイカが添えられてる。
どちらもウリなもんで、けっこうウリ臭いって言えばウリ臭い。で、ゼリーもうっすらとした感じなんで、そこをガスパチョのソースに助けてもらうんですが、スイカにはソースをかけたくないし・・・
・・・と、ちょっとのっけからまごつきながらも愉しませていただいた。

で、次が鱧と焼き茄子のフラン。
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これがうまい。
ここんちは、このフランがよく出てくるんですが、この日のは特に炙った鱧の香ばしさと焼き茄子の香りが鼻腔をくすぐる。でもって、それに添えられてる大ぶりのジュンサイがぬるりとえもいえぬ食感。

それから、色鮮やかなえんどう豆のスープ。プティクロワッサンが添えられてる。
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プティクロワッサンはベーコンとアンチョビが入ってる。
これもここんちで何度かいただいた。
スープのほんわかとした味わいに、プティクロワッサンの塩味の効いたベーコンとアンチョビがパンチを与えてる。なかなかのコントラスト。

で、つぎが鮑とキノコの肝バター和え。
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本来だとぼくは貝がダメなんですが、鮑と貝柱はなんとか食べる。
それでも肝のところはやっぱり苦手なはずなんですが、このバター和えなら何とかいただけた。キノコは椎茸とエリンギ。貝好きにはきっとこの味がうまいんだろなぁ。

それから、戻りガツオとフルーツトマトにミニセロリの新芽の部分を添えて。
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戻りガツオはなかなかの脂の乗りで、塩味が少しつけられてる。
それにコクのあるカリフラワークリームとフルーツトマトの甘味をかぶせて、さらにセロリの新芽が香菜のような独特の香りをまとわせてる。いろいろと味と香り、食感、もちろん見た目も計算しての四重奏なんでしょ。

で、その次が貝と雑穀米のリゾット。
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小さなココットに入れられたリゾット。
これもベースは貝の味なんで、本来は苦手なはずなんですが、これがうまい。
で、ぼくのにはあらかじめ貝嫌いって申告してたので貝柱が使われてるんですが、つれあいのには蛤とサザエがこのとおり。
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このリゾット、めちゃくちゃうまいんですが、正直サザエのくるんととぐろを巻いた肝のところには引いてしまうよなぁ。

で、メインの肉に行く前に、下の娘のハンバーグ。
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これが横で見ててもいかにもうまそう。
で、物欲しげに見えたのか、下の娘がちょっとくれました。やっぱりうまかった。
でも、そのかわり、メインの肉を少し分けてあげるという約束。
で、そのメインの肉。牛フィレ肉のグリエ。
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これがうなるほどうまい。娘に少し分けてあげると約束したのを後悔してしまうほどの絶妙のスローキュイッソン。
添えてあるのは炙った万願寺唐辛子ととうもろこし、ベビーコーン、それに隠れてるんですがインカのめざめ。これもイイ。さすがのメイン。

・・・と、舌鼓を打った後はデザート。
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左の手前は抹茶プリンと小豆、それにフルーツを添えてある。
それから、マンゴーゼリーにはマスカルポーネムースを添えて。
さらにアールグレイのフィナンシェがあって、右端がアサイーとヨーグルトのアイスクリーム。
これらをこの日はコーヒーで。

と、この日も堪能。でも鱧のフランといい、貝柱のリゾットといい、そしてフィレ肉のグリエといい、この日は過去の何回よりもうまかった。
この店のだいたいのパターンはそろそろわかってきたんですが、それでも食べたくなるようなうまさ。いつものとおりクルマで行ったんで、一緒にワインを味わうことができなかったんですが、ワインを合わせたらさらにうまさが倍増するんやろなぁ。
あああ、次は是非ともタクシーで・・・。

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琵琶湖の夕日から宵闇まで もう少しゆっくりしたかったなぁ

GW。
ちょっと琵琶湖のあたりをうろうろとしてきまして、泊まりは長浜のロイヤルホテル。晩ごはんは最上階のダイニング、四季。
6時からにしたんですが、まだまだ明るい。
で、まずは沈みゆく夕日を泡に映してスパークリング。
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窓からは琵琶湖が一望できる。水面に映る夕日を眺めながらクレマン・ド・ブルゴーニュ。
シャンパンにも引けをとらないパフォーマンスながら、コストはその半分程度っていうスパークリング。たしかにうまい。
なかなかいい幸先で、アミューズブーシュ。
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スイスチャードと陰になってるけどルコラ、それからピンクに色づいた聖護院かぶら(ちょっと珍しいっていうか、こんなのもあったんやなぁ)をバーニャカウダソースで。ソースはたしかにアンチョビっぽいんですが、もうちょっと欲しかったよなぁ。
それから、鮒ずし風味のライスボールとモロコのフリット。
鮒ずし風味っていうんで、おそるおそる食べたんですが、まあ微かに風味は漂ってるけど、大半はパルミジャーノの風味で包み込まれてる。ハァ〜ヨカッタ。

で、次が前菜のカルパッチョ。
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スズキのカルパッチョ。
下はえんどう豆のペーストでこれがけっこう濃厚。で、それらをシェルクルで丸くかたどってる。その上に生のマッシュルームとかビーツとかいろいろと乗ってて、向こうっ側にたぶんラズベリーか何かのソースが曳かれてる。周りの黄色いのはたぶんボッタルガかな。
塩分を抑えて、えんどう豆の風味を主体に、ラズベリーの酸味とかボッタルガの塩味と旨味で食べさせようっていう意図は分かるけど、あああ、もうちょっと塩気が欲しい。

とまあ、そんなふうに思ってるところへパンがやってきた。
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パンはオリーブオイルと岩塩で召し上がってくださいという説明。
裏を返せば、このパンも塩分を控えてあるっていうこと。
で、あちこち岩塩を振りかけたくなる誘惑を抑えて迎えたのが次の一皿、にんじんのスープ。
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濃厚なにんじんの味。
それにエスプーマか何かでミルクの泡。
濃厚さが倍増されるようなんですが、塩分は控え目。
これがシェフの方針かな。

で、次に来たのがパヌールっていうチリワイン。シャルドネ。
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きっと安いワインなんでしょうが、グラスに映る時間の移ろいのことを考えると、ま、値千金ってことにしておきましょうか。

で、そのシャルドネで食したのが、このサーモン。
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ブロッコリーの淡いグリーンのソースの上に、文字通りサーモンピンクのサーモン。
さらにその上に甘酸っぱい金柑が乗ってる。これが秀逸。あとボッタルガのパウダーもかかってるそうなんですけど、更に横にニョッキとインゲンが添えられてるんですけども、味のフォーカスは半生のサーモンと甘酸っぱい金柑。これに尽きる。

で、この一皿っでシャルドネを飲み干し、同じパヌールのメルローに代えていただいたのがこれ、牛肉のグリエ、黒胡椒のソース。
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残念ながら近江牛ではない。
しかも残念ながら、見た目よりも火の通りが過ぎてて、ちょっと硬い目。
近江牛からランクを落としたのが原因かなぁ。
さらにパヌールも、メルローはシャルドネほどに好みじゃない味わい。

ああザンネンと思いながらいただいたのがデザート、いちごのロマノフ。
スポンジが敷いてあって、その上にアイスクリーム、さらにその上に濃厚な生クリーム、いただきにはミント。で、シロップにつけたのかこちらも濃厚な味のイチゴ。
そして、窓の外はすっかり濃青の宵闇。
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アミューズにはじまり、前菜、スープ、主菜、デザートと、一貫して野菜や果物の濃厚な味わいが主題。バターなど油脂はそんなに控えてないようなんですが、塩分はけっこう薄味で、その分野菜や果物の味を楽しんでほしいっていうメッセージなんでしょうね。
そうした味もさることながら、夕日から宵闇までのコース、もうしばらくゆっくりしたかったかなぁ。

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カジュアルフレンチ アッシュの復活!

20日はつれあいの誕生日だったので食事に。
ひさしぶりのカジュアルフレンチ、アッシュ。
このお店、オーナーシェフが怪我でしばらく店を閉めてたんですが、昨年の9月にようやく営業を再開したようで、その再開を心待ちにしてたわが家としては、満を持してつれあいの誕生日に。
で、まずはアミューズ、和牛テールスープのフラン。
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フラン。洋風の茶わん蒸しとでも言いましょうか、で、その上に牛テール肉を包み込んだラビオリが浮かべてあって、それを破るか、破らなくとも小龍包のように口に含むと濃厚なテールスープがボワンと拡がる。うめぇ〜〜

それから前菜。
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いろいろあります。
まず、カクテルグラスはイクラとカニと、下に豆腐のピュレが敷いてある。
それからその下はベーコンとアンチョビのプチクロワッサン。ベーコンがやや勝ってるかなぁ。
で、次がその横のホタルイカ、下にはブイヨンで煮込んだ大根が敷いてあります。
でもって、その斜め上が鯛のカルパッチョ。
さらに斜め下がフォワグラのコロッケと。いやはや芸が細かい。

で、お次がスープ。
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えんどう豆のポタージュ。なんていうか、ピーナッツみたいな風味もするんですが、えんどう豆。それに、だいこんとかかぶとかいろんな野菜のグリルが添えられてて、いちばん下に低温調理された地鶏の胸肉が隠れてる。で、この胸肉が絶妙。胸肉らしからぬ旨味があるのは素材の力、それともシェフのチカラ?

それから、活け鮑と十五穀米のリゾット。季節を先取りして、菜の花が添えられてます。
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リゾットを十五穀米で。
単純な話なんですが、そんな発想がなかったもんですから、意表を突かれたなぁと。
で、あわびのスープでリゾットを炊いてるようなんですけど、それだけではない。よくよく見ると細い細い昆布が入ってる。こちらもなかなかいろんな味の要素が交錯してるけど、それをうまくまとめてるってな感じ。

それから次が魚料理。
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和歌山県産の鰆をワカメでくるみ、その上に柚子を乗せたところをイタリアのカルタ・ファタっていう耐熱のクッキングラップでくるんだのをそのまま加熱したの。
鰆とワカメ、ことに鰆っていう文字が表すように、春の香りがするよう。

で、最後の肉料理。フィレ肉のグリエ。
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ほんと画像で分かるようにスバラシイ焼き加減。
これには黄色いムースのようなソースがついてて、つけてみるとクミンの香り。
同じソースが娘のハンバーグにも使われてて、娘がカレーみたいな味って表現したのはきっとこの味やったんやろなぁと。
で、さらに発芽マスタードっていうのと炭塩、それに燻製塩がついてます。
ことに発芽マスタードっていうのはちょっと新しい食感かな。
でも、この肉、そのまま食べても十分においしい。

で、ようやくのデザート。
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黄色いココットに入った抹茶のクレームブリュレには生クリームと小豆餡が散らしてある。それから、となりの瓶にはフルーツを桂花陳酒のジュレ寄せにしたのが。
さらにとなりはきな粉のアイスクリーム。うすい求肥もちが乗っかってて、アイスクリーム大福みたいな感じ。
で、それに紅茶のフィナンシェをコーヒーで。

というわけで、ひさびさのアッシュ。
ここの特徴は、潔くサイドメニュウをなくして、コースにだけフォーカスを絞ってるところ。だから一品一品スゴク手が込んでる。
うちから気軽にクルマで行ける範囲としては、やっぱりここがいちばんおススメ。ま、ぼく的には、苦手な貝が多いのだけは閉口やけど。

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去年最後のぜいたく

しばらく、大晦日からお正月にかけての話題が多かったんですが、今回はその前の話。
年末の休みは29日からでして、その休み突入と同時にみなべへちょっと出かけてきた。
泊まったのはおなじみの紀州南部ロイヤルホテル。で、晩ごはんはその中のフランス料理のレストラン四季。でもってまずはカンパ〜イってことで、ロゼのスパークリング。
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フーゴっていうオーストリアのスパークリング。
キレイな色合い。
ぶどうはツヴァイゲルトっていうのとピノと。
ロゼのスパークリングって、どうもその色合いからフルーティーな甘さを感じてしまうんですが、実際、少し辛口ですけどけっこう飲みやすい。
で、そのロゼのスパークリングでいただくのが、鮪とアボガドの前菜。
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見てのとおり、上に温泉タマゴが乗っかってます。ソースはカリフラワーの。
それからスープ。
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こちらは蕪のスープ。
去年も同じ時期にここで晩ごはんを食べたんですけど、そのときは貸切状態やったんですが、ことしはけっこうな混み具合。
なので、けっこうインターバルが長くってパンばっかり食ってる。
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このままだと、パンで腹が膨らんでしまう悪いパターンかって思ってたら、ようやく届いたのがカサゴのソテー。
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たしか、ソースプロヴァンスって言ってた。つまりは南仏風なんでしょうが、トマトやらなんやらが上に乗っかってる。
それからお肉。
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牛ヘレ。ちょっと崩れてますけど、それのロティ。
上に映ってるのがキノコのソースで、肉の上にもキノコがどっさりと乗ってる。
で、やっぱり赤ワインを。
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マプっていうチリカベなんですけど、ちょっと冷やし過ぎって感じ。
掌で温めてると、味がやたらに濃い。なるほど、だから冷たくしてたんや。
というわけで、デザート。上のバナナチップが立派でしょ。
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と、年末最後のぜいたく。
で、時間も贅沢したんで、この後おせちづくりに七転八倒でしたけど。

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野菜の遊園地 リュミエール・レスプリカ

このあいだ、たまにはおいしいものでも食べに行こうやっていうことで、高島屋のダイニングメゾンにあるリュミエール・レスプリカへつれあいと二人で。
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リュミエール・レスプリカ。
6年連続ミシュランの星を獲得してるフレンチの名店「リュミエール」の姉妹店だそうで、"野菜から広がるモダンフレンチ"っていうのを標榜してるんだとか。
で、まずはシャンパンをグラスで。
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で、前菜は「磯」と題されたシーフード。
あわびとホタテ、それにユリ根とかアピオスっていうマメ科の芋とか。
真ん中には貝のジュが配されてて、それに浸して、さらに周りに配されてるあわびのキモのソースとかをアクセントにして。
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ちなみに、ぼくのはホタテの代わりにボタンエビを軽く炙ったのが配されてたんですけど、こりゃホタテの方がうまそうやなぁと。
ただ、いずれにしてもぼくには真ん中の貝のジュが濃すぎてちょっとなぁ〜

で、ここでパンがサーブされまして、バターやオリーブオイルの代わりにトマトのソースがサーブされる。
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これがおいしい。
で、たずねてみると、ここんちはバターとかオイルを極力省くっていう方針で、そういう意味でトマトソースをサーブしてるのだとか。
でも、これをずっと食べるっていうのはどうかなぁ。

で、スペシャリテの前にワインをおかわり。
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今度のはグラスワインのシャルドネ。
ワインリストには、たしかソーヴィニオン・ブランとシャルドネがあったって記憶してたんで迷わずシャルドネを。
これが樽香が乗ったけっこうボディのあるシャルドネ、うまい。
ただ、ソムリエが「お好みで」って言ってたのが引っ掛かってたんですけど・・・

と、そこへスペシャリテがやってきた。
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「遊園地」って題されたこのスペシャリテ、なんと50種類にも及ぶ野菜をひとつひとつ、様々な調理法で。
中にほぐしたカニとか、炙ったまぐろにタップナードソースをかけたのとか、ウニとかがあるんですけど主役は野菜。中にオレンジ色に見えるのがパプリカのソースで、ちょっと薄いのがにんじんのソース、白のが根セロリ、濃い紫はビーツで、緑は小松菜だったっけ。
で、特によかったのが根セロリのソース。これらをいろいろと付けると野菜の表情がまたさらにグンと豊かになる。
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で、これだけあると食べるのに時間はかかるんですけど、ひとつひとつの分量がほんのちょっとやから腹が膨れてしまうってなこともなくて、至福の時間がずっと続く。
ただ、ワインは主張のあるシャルドネよりも、もう少しフレッシュなののほうがよかったかもね。
で、それをより思ったのが次の一皿、オマール海老のロティ。
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下にソースが敷いてあって、その上にかぶをくりぬいた器にオマール海老のロティが乗せられてて、甲殻類のジュがかかり、さらにその上にエスプーマの泡が。
けっこうなエビの旨味。
だから、それに対抗して飲むべきやったのが実はシャルドネやなかったかなぁと。
ソムリエの提案で、一度軽い赤を試してみたらっていうんで、ピノを貰ったんですけど、やっぱりどこかちょっと違うなぁと。
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で、そんなキモチを引きずりながら、次の一皿、牛フィレにフォアグラ、茸の盛り合わせ。
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フィレにフォアグラ、もはやテッパンの組み合わせなんですが、もちろんそれがベストマッチであるからこそ。そこにトリュフをはじめ、いろいろ種類のキノコ。ひとつひとつ説明してもらったんですけども、まあ、サッパリ覚えられへんわ。
けど、さすがリュミエール・レスプリカ。フリットにしたりロティにしたりひとつひとつがまた違った料理法。で、さらにそこへシャンピニオンのムースまで添えてあるもんですから、二重三重に風味がかぶさってくる。
ただ、これをピノに任せるっていうのはちょっと役不足かなぁ。
でも、まあ、「秋の味覚と香りで幸せな一時をどうぞ」っていう店の思いどおりにシアワセなお皿をいただいて、あとはデザートを。
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シャインマスカットとピオーネ。これにまたぶどうのエアーとかいろいろとかぶさってる。
なんか、こんな風味の白ワイン飲んだことあったようなぁっていう感じ。
で、コース最後のコーヒーとプティフール。
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マドレーヌとかフィナンシェとかがあって一番奥のボンボンがオモシロかった。
チョコレートでコーティングされてるんやけども、口の中に入れるとパチパチと音がする。
駄菓子でこんなのがあったけども、それをコース最後のプティフールで持ってくるっていうのは、この店の遊びゴコロなんでしょ。なかなかヨカッタ、まあまたおいそれとはいけないけどね。

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めちゃくちゃ遅い暑気払い

8月の終わり、めちゃくちゃ遅い暑気払い。
めちゃくちゃって書くと大袈裟と思うでしょうが、実はコレ、去年の初夏に立てた企画。つまり、去年の夏に暑気払いをしようとして、実現したのが今年の夏の終わりっていうことで、一年越しの暑気払い、そりゃめちゃくちゃ遅いって言うわなぁ。
で、その暑気払い、行ったのは難波のフレンチ、草月っていうところ。
けっこう昭和の香りのする老舗って感じのお店。
でもって、まずは食前酒、アスティっていう甘口のスプマンテ。それから出てきたのが枝豆のムース。
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枝豆です、枝豆。
なのでというか、暑気払いだからっていうか、飲むのはビール。まさに枝豆にビール、ニッポンの暑気払いって感じですね。まあ、今さら言ってもあんまりピンとこないけど。

で、まずは前菜、その前に、出てきたパンはバジル風味の。
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で、前菜。
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鱧と梅肉っていう夏の基本パターンを元に、鱧をスモークに、梅肉をドレッシングに仕立てて、さらにそこへマグロやサーモンのカルパッチョを配してる。
まあ、わかりやすいっちゃあ、わかりやすい。

それから、フォワグラのポワレ。
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これは、下にとうもろこしのガレットみたいなのが敷いてあって、甘くてフォワグラとよく合う。
で、そうこうしてる間にビールをワインに持ち替えないと、ということでオーダーしたのがジャン・クロード・マスっていうところのシャルドネ。
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ほんとにシャルドネっぽいシャルドネ。
甘くもなく、辛くもなく・・・ってな印象。
まあ、そのぶん安心して飲めますけど。

で、そろそろオマールかって言う前にミネストローネ。
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わが家でミネストローネをつくるときは、幾つもあるレシピの中から鉄人ムッシュ坂井のを参考にしてつくるんやけど、そんあふうにフレンチでミネストローネっていうのもアリのようでして、これもなかなかおいしい。

で、いよいよオマール。
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グリルした野菜とともに、アメリケーヌソースっぽいオリーブソースみたいなの(?)で。
単純に2つに割ってグリルしてるだけなんでしょうが、頭のてっぺんから尾っぽの先っちょまで余すことなくクルンととれる。そういう意味では精神衛生上とてもいい。
でもって、これがアタリマエながらジャン・クロード・マスのシャルドネによく合う。

で、さらに間髪を入れず牛フィレのステーキ。
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周りを見回すと、なんでかワインを飲んでるのはぼくだけでして、くだんのシャルドネがまだまだあるのでお目当ての赤ワインを頼むこともできず、自己責任でフィレステーキにもシャルドネで。
まあ、肉もそんなにワイルドじゃないフィレやったんで悪くはなかったですけど。

で、最後のデザートが焼きプリンとムースみたいなのとジェラートと。
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とまあ、これだけ食べればよいよりも先に満腹になるっていう話。
でも、そういえば、満腹になったんで、裏メニューのハヤシライスを食べるのを忘れてた。ちょっとザンネン。

・・・てな感じで、めちゃくちゃ遅い暑気払い。
この態で行くと、ことしの暑気払いはまた来年か、ひょっとしたら再来年ってことになりそうですねぇ。

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つれあいの誕生日、フレール・ド・シャンソニエ(後)

きのうに引き続き、先週末につれあいの誕生祝いに出かけたフレール・ド・シャンソニエのことを。
で、まずは鯛のポワレとタラバガニのムース。
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桜海老のソースがかかってます。
この皿には、ハマグリとキャベツの蒸し煮っていうのもあったはずなんですけど、影になってたんかな。
もっとも、ボクは鯛のポワレしか食べてませんから。

で、お次がボクのメイン、鴨です、鴨。
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マグレカナール。
ハチミツのカラメリゼソース、タプナードとバルサミコの風味。
でも、これが・・・残念。
ボク好みでは、ないヮ。

で、気を取り直して娘のメイン、オマール。
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きのうも書いた、はいチーズって言って画像を撮ったら、娘にはおやじギャグと揶揄され、おまけにピンボケでしたっていうカナダ産のオマール。
ローストされて現れた。これが大当たりですわ、アメリケーヌソース。アタマのところにラタトゥイユが添えられてる。
ぼくはちょびっとハサミのところをいただいただけなんですがね。

それから、つれあいのメイン、サーロイン。
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お約束のマディラソース。
これが案外脂っぽくなくて、わりと赤身のつれあい好み。
というわけで、メインが一通り終わって、あとはデザート。
まずはぼくのモンブランとみかんのシャーベット。
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ここまで来てモンブランが食べられるとは思わなかったなぁ。
でも、これは露払いみたいなもんでして、やっぱりつれあいのデザートはろうそくが点いてる。
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リンゴのソテー、キャラメルアイス添え。
見てのとおり、「おたんじょうびおめでとう」と。
それからついでに娘のプリンアラモード。
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こちらは、写ってないけど、「合格おめでとう」と。

というわけで、計14品。
なかなかイイですねぇ。けっこう安定感があって。
まあ、滅多にフレンチなんか行きませんからねぇ。
残念なのはワインが飲めないってことかな。早く娘が免許取ってくれへんかなぁ・・・

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